- TOP
- DIYの極意
- 戸車・クレセント調整
- クレセント調整
クレセント調整について
クレセントを調整する際、錠が引っかかってしまい動かなくなることがあります。
クレセント錠の仕組みと、引っかかった時の解除の仕方をご説明します。
クレセント錠の仕組み
インプラスのクレセント錠です。
クレセントを止めるネジのカバーを上下とも開けた状態です。
インプラスは、トリガーがクレセント受けに当たらないとクレセントが回らない仕組みになっています。
(空かけ防止機構)
左の写真はトリガーがクレセント受けに当たっており、きちんと錠がかけられる状態です。
しかし調整のため動かしているうちに
トリガーがクレセント受けのツメに引っかかってしまう場合があります。
こうなってしまうと、クレセントの部分が全く動かなくなってしまいます。
この場合は、クレセントそのものを
外す必要がありますが、クレセントの取り付けネジを上下一度に外してしまうと、再度取りつけができなくなることがあります。
外す手順にご注意下さい。
調整手順
トリガーがツメを噛んでしまい、動かなくなった状態を調整する手順になります。
インプラスご使用中に「鍵がかからなくなった・動かなくなった」とお困りの際は、こちらをご参考に調整ください。
@上下のネジカバーを開けて上のネジを外す
クレセント上下にあるネジカバーを開け、上のネジをはずしてください。
A下ネジをゆるめてください
上ネジを外したら、次は下ネジをゆるめます。
下ネジが止まっている状態だと、クレセントは動きません。
ネジが外れてしまわないギリギリまで下ネジをゆるめてください。
下ネジをゆるめることで、クレセントが動くゆとりを作ります。
※ご注意ください※
下ネジは外さず、必ずゆるめるだけにしてください。
【下ネジはなぜゆるめるだけにするの?】
通常クレセントは、カマチ(ガラス障子を囲っている枠)内部の裏板にネジで止めつけられています。
上下のネジを一度に外すと、この裏板がカマチの中で落下してしまいます。そうなるとクレセント自体がネジ止めできなくなります。
クレセントを動かす時は必ず上下どちらかのネジをつけたままにします。
Bクレセント本体を動かします
クレセント受けのツメは、このように丸くなっています。
この丸みにトリガー
を沿わせる感じで少し斜めにひねって滑らせるとクレセント受けから本体が離れます。
クレセント本体を斜めにひねるようにクレセント受のツメをくぐらせてかわします。 前後や斜めに少しずつ動かして下さい。この際に大きく動かしてネジが外れてしまったり、カマチやガラスに傷がついたりしないようご注意下さい。
Cネジを止め直す
トリガーが外れたら、今度はクレセント受けに上手く納まるよう上下の高さ調整をし、ネジを戻します。まず上下ちょうどいい場所で仮締めし、その後きちんと本締めしましょう。この作業に電動ドライバーは使わないで下さい。
ネジを締め、カバーを閉じれば完了です。